食品添加物サイクラミン酸の検査(Business Vision 9 August 2019)

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サイクラミン酸とは、砂糖の30~50倍ほどの甘さの人工甘味料で、日本では1956年に食品添加物に指定されました。
サイクラミン酸は砂糖より安価で加工もしやすいためジュースやお菓子などさまざまな商品に使用されるようになりましたが、1969年にFDA(アメリカ食品医薬品局)により発ガン性や催奇形性の疑いを指摘されたため、日本では使用が禁止されました。
2019年現在でも日本での使用は禁止されていますが、使用が許可されている国もあり、輸入された食品に使用されている可能性があります。
厚生労働省が発表している2018年度の輸入食品での違反件数は、中華人民共和国:9件、アメリカ合衆国:1件、ベトナム:1件です。そのため、日本では検査命令対象者が製造した加工食品に関して命令検査が行われ、その他の国の輸入食品についてもモニタリング検査や自主検査が行われています。

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