貴方ももしかして・・・食物アレルギー?

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記事イメージ画像鼻がむずむず、目がかゆい・・・。花粉症をはじめ、アトピー性皮膚炎や金属アレルギー、動物アレルギーなど、厚生労働省の発表によると、日本人の2~3人に1人が何らかのアレルギーを持っているのだそうです。もはやアレルギーは「国民病」だとも言えそうです。

食べたものが原因となって症状が現れる食物アレルギーも、多くの人が悩まされているものの1つ。アレルゲン(アレルギーの原因物質)を摂取すると、すぐに蕁麻疹などの症状が出てくるものとして知られていますが、実はその食物アレルギーには、2つのタイプがあることが分かりました。

1つは、アレルゲンを摂取するとすぐに症状が出る先述の「即時型」。
そしてもう1つが、アレルゲンを摂取して数時間~数日経ってから症状が現れる「遅発型」です。

肌あれ、倦怠感、肩こりやイライラなど症状が多彩であること、摂取後すぐに症状が出ないことから気付かれにくい「遅発型食物アレルギー」。 年齢や体質のせいだと思い込んでいた、さまざまなつらい症状は、もしかしたら遅発型フードアレルギーが原因になっているかもしれません。

さて、食物アレルギーであった場合、その後の選択肢は2つ。
「食物経口免疫療法」を受けるか、原因食物を一生完全に食べないか(完全除去)、の2択となります。

「食物経口免疫療法」とは、食物経口負荷試験で食物アレルギーと診断された原因食物を、ごく少量から食べ始め、量を段階的に増減させ、目標量を食べられるようにする治療法です。ただ、この治療法はまだ研究段階で、患者にとっては重篤なアレルギー症状が誘発される危険性もあり、慎重を期する必要があります。

やはり対処として現実的なのは後者の「完全除去」となるでしょう。

アレルギー食品イメージ画像ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、プロテニスプレイヤーで現在世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手もかつて食物アレルギーに悩まされていたという話は有名です。
ピザやパスタ、パンなどに含まれているグルテンがアレルギーの原因物質だったという彼は、試合中にポケットティッシュで鼻をかみながらプレーする場面も見られたり、休めない連戦激戦の末に症状をこじらせて気管支炎などを併発。呼吸困難のため、途中棄権を余儀なくされたり、一時期は見ているのも辛いほどでしたが、小麦粉を使用した食物を完全に除去する食生活に改善した結果、今では2位以下を大きく引き離しトップを保つ程の躍進を続けています。

この「完全除去」を行うのに重要なのは、アレルギー食品表示です。購入する食材の食品表示はアレルギー患者にとって重要な情報源であり、アレルギー表示の欠落や間違いは健康被害を招く重大な問題となります。
適正な表示は患者にとっていわば命綱となるような大切なもの。
ぜひ定期的にアレルギー検査をご活用下さい。



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